今回は内部進学で医学部に合格したケース。
中3から高3まで指導をした女子生徒
「医者になりたい」という志望理由から、当時通っていた私立中学では医者への道が厳しいと判断し、「外部受験で外に出る」高校受験を行うことになった。
個別指導で数学を担当し、全国に系列校がたくさんある私立高校(もちろん大学まで繋がっており、医学部をある)の一つに合格。
学校のレベルからも、本人の底力的にも、一般的な医学部受験は厳しいと判断(保護者と塾長相談の上)、「医学部内部進学」を目指すことに。
毎回の定期テストで高得点を取り、学校の成績上位(学年10番以内とか)をキープするための対策を継続して行った。結果は無事合格、医学部に進学。
全国に系列校のある高校は、学内共通のテストが定期的に行われ、その得点が成績に入るシステムになっているため、上位の成績をキープしようとすると、
・高校1年からきっちり勉強して上位に
・3年間ずっと上位をキープし続ける
ことが必要。また、国立大等の学費の安い大学は最初から除外することになるため、6年間で数千万の学費がかかることも覚悟が必要(奨学金制度等事前に確認したい)。
メリットとしては、
大学受験の医学部合格に必要な学力が足りない場合でも、異なる方法で医師を目指すことができる点だろう。
医学部は国家試験があり、「医者になる」ことが目的なので、「大学名」等のブランドは関係がない。
・学費
・過去問との相性
を考慮すればいいのだが、医学部受験はまず前提として、
学力はまずはさておき、勉強にかける必要時間数の確保とそれを毎日継続する力が前提として必要に思う。
「学校行事等のイベントやその日の気分、体調がどうであれ一定の作業量を毎日継続する」まるで「仕事をきちんとこなす社会人」のような基本姿勢が高校生の段階でいかに早く身につけられるかが重要かもしれない。毎回のテストや模試に一喜一憂するのもまずい。テストの結果で悩む前に、つくるべき「学習習慣」ができているか、できていなければそれを意識してつくりあげていくことが大事だ。学力について悩むのはその次だと強く思う。