理系塾講師のブログ

塾講師歴27年、理系全般、あらゆる学年を指導してきました。

正規雇用と非正規雇用

正社員かそうでないか、今まではこの2種類で働く人をくくっていた。

 

でも今は違う。

 

雇われているか雇われていないか、だ。

塾の講師としてはこの違いが大きいということに最近気づいた。

環境と講師の意識の点で違いを書いてみる。

 

雇われる生き方(大手塾の正社員、契約講師、アルバイト基本的にすべて同じ)

・受け身

・講師業(つまり)とは関係ない作業が多く、精神的にも人間関係にエネルギーを浪費

・平社員以下であれば、上司、保護者に気を使い、生徒にエネルギーを全振りすることはほとんどできない。

・出世すると、会社側にもっと気を遣うようになり、担当する授業の数も減る。

せっかく授業力もついてきたのに(授業力が人よりある場合、会社内の仕事もできる可能性が高い)会社における重要ポストについていくにつれ、現場からはどんどん離れていく。そういう意味でも、本当に良い授業をする人を活かすのは、大きな会社では難しい。

 

雇われない生き方(個人事業主、自分で塾を経営)

・全責任は自分にある

・評判は自分の授業で決まる

生徒に対しての気持ちの強さ、自分の授業に対しての責任とプライド、物事に対しての「本気度」が全く違うことになる。

 

塾の講師選びは、雇われている人間ではなく、雇われていない人間を選ぶとよいでしょう。