県内では大手と呼ばれる小中メインの集団塾に正社員として勤めていた時のお話。
社内の授業研修で、
言うことを聞かない生徒に対して、「怒鳴る」ことが是とされていた。
1クラス20名~30名のクラスで、
・宿題をやってこない
・授業態度が悪い
・やる気が無い
等の生徒に対して、他の生徒のいる前で恫喝するのだ。
自分のキャラ的に疑問を感じながらも会社の一員としてその行動に従って生徒を怒鳴ったことがある。
普段怒るキャラでは無い人間が怒鳴る・・・。
怒られる生徒にとっては「恐怖」だったろう。本当に申し訳ないと思っている。
人間を突き動かず要因の一つとして、「恐怖」が挙げられるが、
教育の現場では最も利用してはいけないものの一つだと思う。
怒られた側は、人間不信やトラウマになってしまうと思う。
その集団塾を辞めてから(もう15年程前のことだが)他で生徒を指導することになったとき以来、生徒を怒鳴ったことは一度も無い。(自分の行ってきたことの間違いを認め、それを二度としないと心に誓ったのだ。)
生徒を合格に導くことに関して、「怒鳴る、怒る」を排除しても、生徒はしっかり成績を上げることはできるし、合格を勝ち取る。
怒鳴ることは必要ない。