昨日の授業で、生徒に定期テストの結果の見方をアドバイスした。
まずは、テストの結果はこうやって見るものじゃない、という話から。
・点数だけを見て、自分にダメ出しする。
・点数だけで親からダメ出しされる。
→きちんと中身を細かく見てから言っているのだろうか?
少なくとも平均点を確認してから判断しよう。
・出来なかった問題だけを見て、自分にダメ出しする。
・自分を責める。
・次は2倍、3倍頑張ろうと思う。
問題なのは、
・自分に対する過度な期待や完全主義
「自分なら定期テストで満点を取ることができる」と思っているから、思い通りに行かなくなった途端、辛くなり、自分を責め、自己評価を勝手に自分で下げていくことにある。自分に自信が無いので、周りのことばかり気になり始め、自分のことに集中できなくなる。
無駄に感情的になっていく。
それじゃあ、どうすればいいのか?
テストは、
・出来た問題を見て、自分の成長を確認
・出来なかった問題は、次にどうすれば出来るようになるのかを考える
・必要ならば、類題を解きなおしてみる
という、現状を「把握」するためだけのものだ。それ以上でもそれ以下でもない。
ただの「確認」作業なのだ。はっきり言って、それ以外どうでもいい。
ということで、
「テストひとつで、普通は周りを巻き込んで不幸になっていくことが多いんだけど、君はテストの見方を理解して、現状把握して自己評価を下げないように上手く道具として使うんだよ。」
というアドバイスをした。