「一般化」という言葉。
数学では、問題を解くときにいきなり一般化されている問題、をそのまま解こうとすると解けないことがある。
その時には、まず「具体的」な例を使って作業してルールを見つける作業が有効。
文字が使われている場合は、簡単な数字を代入して試す。
規則性を掴んだら一般化をしていく、といった要領だ。
その一般化が、数学で問題を解く場面以外に使われているのを発見した。
メンタルトレーニングにおける「一般化」だ。
一般化には「良い」一般化と「悪い」一般化がある。
例として「失敗してしまったとき」で考えるのがいいだろう。
【悪い一般化】
告白したのに振られた場合、
その子に振られただけで、他の子には振られていないにも関わらず、
「振られた自分には何にも価値がない」と自分の人格全てがダメかのように考える。
「もう告白できない」「また振られたらどうしよう」という恐怖→告白ができなくなる。
【良い一般化】
新人で会社で失敗したとき、
「新人というものは、知らないことが多いのだから、失敗することはよくある。失敗するのは自分だけじゃない。切り替えて前に進むのが大事。」
という、自分の価値を下げない、いつまでもクヨクヨしない心。
受験勉強にももちろん活かせる。
知識を覚えられないとき、
・「自分は何て物覚えが悪いんだ」→「自分には無理だ。自分には才能が無いんだ!もう嫌だ。」→つらくなる(自分で自分をつらくしているだけなのだが)
こう考えるのではなく、
・「人間の脳は忘れるようにできている。忘れるのは当然。でも長期記憶にする方法がある。」→「繰り返していれば、覚えるし、忘れなくなる。そうなるまで繰り返せばいいだけの話じゃん。」「覚えるまで繰り返さないからいけないんじゃん。その繰り返さないところだけが甘いんじゃん。」「アホみたいに繰り返そう。」
数学と他の分野のつながりを感じた。
「一般化」はマイナスにもはたらいたりすることが分かったから、プラスにはたらくように意識したいものだ。