「じゃあどうしたら国語できるようになるの?」
「今、これから」どうすればいいのかについて考えてみたい。
そもそも、あまり読書していなくても国語がすごく出来る生徒が存在する
その前に、国語力を上げるために、やらないより確実にやったことがいいことのおさらい。
・赤ちゃん、幼児期に親がいっぱい話しかける
→もう中学生、高校生、なんなら大人だし。手遅れ
・幼児期は読み聞かせをたくさんする
→上に同じ
・読書をたくさんする
→頭を良くする目的でする読書は、「好きでする」読書とは質が全然違う。
「岩波文庫100冊読破!」とかやるのだろうか。そういう発想の人間は、すぐに結果を求めたがる。膨大な時間に対して、結果が分かりにくいため、ちょっとやってすぐ諦める。挫折率98%くらいだと思う。仮にできたとしても、何も身についてないだろう。「手っ取り早くいい思いだけしたい」というマインドで始めるから、ほとんど失敗する。
または、100冊読むことが目的になり、内容を味わうとか本から何かを吸収しようとか、そういうことをせず「100冊本を読んだ俺」に価値があると勘違い。
自分で書いていてハッとしてしまったが、昔、
「どうやったら国語できるようになりますかね?」
という質問に対して
「読書するといい」
というアドバイスをしてしまったことがある!
今の自分からすると、マジでクソ野郎だと思う。こういうことを言っている学校の教師とか残念な人だ。
・何から読めばいい?
→そのアドバイス、あなたできますか?人はみんな違うんだからそんなアドバイスはそもそもできない。
・いったい何冊読めばいいの?
→ビジネスの攻略ではないので、「同じジャンルの本を10冊くらい読んでその業界の用語を知る、必要なものは何なのかを考えていく」とかできないよ。攻略対象が抽象的なので、具体的な事例に落とし込もうとすると、すごい数になるよ。
国語力を上げたい人に対する助言として、「読書したらいい」は二度としないと決心した。(読書自体は素晴らしいことだが、アドバイスで「読書」は最悪)
実は手っ取り早い方法として、
・人の話をよく聞く
相槌を打つだけで、実は人の話を聞いていないことがよくある。それを繰り返した結果、人の話をきちんと聞かない癖がつく。そこを意識して壊す。
・話している人の意図を考える
ただ話をしたいだけなのか、自分のことを分かってもらいたいと思ってはなしているのか、相手を説得したいのか、等、相手の意図を考える。
・相手に確認してみる
あなたの話を聞いて私はこういうことだと思ったのですが、あなたの考えたことと合ってますか?と確認してみて、自分の考えがずれていないかを認識する。
人に興味を持って接する、日ごろから意識して行動することで国語力は上げられるよね?という話、すぐできる小さいことから始めるのだ。