理系塾講師のブログ

塾講師歴27年、理系全般、あらゆる学年を指導してきました。

国語について②

国語について。

学生の時の私は国語は苦手な側だった。

 

何で国語ができるの?

 

国語が抜群にできる人にインタビューをしてみた。

小さい頃から「本の虫」、大学受験の小論文なんかも余裕な人だ。

 

「自分の例は、良い例ではないと思う」という前置きの後、子供時代のことを話してくれた。自分は長女、妹と末に弟がいる。母が高学歴(地方のトップ高校から現役で東京の国立大学に進学)だったため、学歴で人間を判断するのが基準だったそう。それに加え、末の男の子のことを最も可愛がるという構図。

小学生の頃、親との会話で、

・本人と妹→わからないときに聞き返せない雰囲気。1回で相手の意図を理解してやり取りしないと相手にしてもらえない環境。

・弟→可愛すぎて、お母さんの方が「先回りして意図をくみとってあげちゃう」状態

その結果、本人と妹は国語がすごく出来る、弟は苦手に。

 

そこで、以前話題にした川島のえる君のように、

 

親の愛情を十分に受けて、自分には価値があることを信じている状態で好きなことに全力で取り組める人

 

が理想だよね、という話になった。

親との関係で国語の学力がまず左右されるのがよーく分かった。

 

自分と母親との関係を振り返ると、

日本人に特有の「察する」モード全開で、お母ちゃんが先回りしていろいろやってくれてたな・・・。

こうやって育ってしまうと、「意識して」変える行動をしないと変わらない。

そうなっていると気づいたら、いろいろなことを「言語化」する訓練がおすすめだ。