理系塾講師のブログ

塾講師歴27年、理系全般、あらゆる学年を指導してきました。

考えることはやっぱり大事

数学の参考書の解説で分からないものが出てきたときの反応。

 

具体例を挙げると、「データの分析」のところの「数値の変換」

 

xに対してx=pu+qとして、xに対してuの平均や標準偏差がどうなるのかを証明する問題。

 

なんでこんなことをするのだろうか?という疑問に対して、

 

①めんどくさい。複雑なこと書いてある。誰だこんなこと考えたの!意味ねえ!

②大きな数のデータのとき、標準偏差の計算すると平均の2乗や2乗の平均の計算するときにとんでもなく大きな数の計算をするな。大変だな・・・あ!そっか!

計算するときにこの数値の変換ができれば、計算が楽にできるのか!便利だなあ。

 

どっちの反応だろうか?

 

数学に限らず、①のような反応を続けていると、勉強は面白くない。

ものごとを否定的な態度で入ると結構①の表面的な反応をして終わりになるもの。

問題に取り組むときの自分の状態も整えておきたいものだ。

なぜ?に対して納得するまで考えることの大事さをあらためて感じた。