とあるメンタルコーチ兼作家さんの学生時代の話
受験勉強で成果が出ず四苦八苦していたときにお父さんに言われた一言が、
「受験勉強なんて、簡単だろう」
言われた本人は、「他人事だと思って、自分でやってみてよ!」とはじめは思ったそうだ。
お父さん的には、受験勉強はあらかじめ答えがあって、存在する答えにたどり着くだけ、という意味で現実社会の答えのないものに取り組む難しさと比べたらそれはそれは簡単だという感想を述べられたんだろうと推測できる。
ただ、ここでその本人が他の人と違うのは、
「あ、もしかして簡単?」
と思ったことなのだ。そう気づいた後と前では、解けない問題に出くわしたとき、
【難しいと思っている】解けない→すぐ答えを見る。やっぱできないとすぐ諦める。つらい・・・。
【簡単と思っている】解けない→簡単なんだよな、いつか解ける。わかるまでやる。→分かる。→やっぱり簡単だった。やる気になる。
今まで「すぐに諦める自分」だったのが、「(いい意味で)諦めの悪い自分」になったのだそうな。
気持ちひとつでこうも変わるのかと、メンタルの状態の大切さをあらためて感じるお話だった。